【剣盾S14使用構築】御三家スタン ~キメラを添えて~ 【最終406位 / レート1949】
アローラ!
お久しぶりです。今期のルールはこれで終わりとなりますが、いい感じの構築ができたので記事として紹介しようと思い、今回書かせていただきました。最後まで読んでくださると幸いです。
【構築経緯】
今期の終盤手前まで、サイクル構築を握ってランクマに潜っていましたが
①相手のポケモンの型の読み間違い→負けへの直結
②サンダーのボルトチェンジ→鉢巻ウーラオスによるサイクル崩しの増加
の2点の問題が自分の中で答えが見つからず、窮屈な立ち回りを強いられることが多かったため、こちらのやりたいことを通せるような対面構築へシフトしました。
対面構築を組む際のコンセプトとしては
①ダイマによる数的有利
②相手の後発ダイマックスに対応できる
と基本的なことではありますが、これを今の環境と照らし合わせ構築を組みました。
【個体解説】
1. アシレーヌ@きあいのタスキ
CSぶっぱ、C特化、余りB
相棒ポケモン。
・襷により対面性能が高く、半減・特殊受けがいないパーティには積極的に出した。この型のアシレーヌなら特性の激流が最大限に生かされるため、相手がダイマした際でもかなり負荷をかけられた。
・技はタイプ一致の「水妖」、先制技の「アクジェ」、もう一枠は積み対策で「滅びの歌」にしてたが、襷アシレーヌに初手ダイマされる展開も少なくなかったため、ダイマを枯らせる「こらえる」でもいいかもしれないです。
『今の水妖の役割はウーラオス等に対する受け』と偉ぶってHB食べ残しを使い続けなくて正解でした。
2. エースバーン@いのちのたま
ASぶっぱ、ミラー意識最速、B<D
ダイマ枠①
・S13から流行ったギガインパクト持ちを使ったが、ジェットが通らない相手の打点という以外にも、ノーマルタイプになることで相手の技を軽減かつ弱保ケアになるのが偉かった。(後述するパッチルドンはアタック火球で飛ぶ)
命中不安はご愛嬌。
3. ゴリランダー@こだわりハチマキ
A特化、B<D、準速カグヤ抜き
スイーパーかつ崩し要員
エスバが苦手とする高速水アタッカー(ウーラオス、ウオノラゴン等)に対して強いという点で構築組んだ当初は採用。
・技はナットレイがきついので「馬鹿力」、相手の型を判別できる「叩き落とす」を採用。サイクルするパーティではないので「とんぼがえり」は採用を見送り。
・鉢巻ウッドハンマーの威力が桁違いすぎて、この構築で重かった積み(天然ピクシーなど)に対しても強く出れるのが偉かった。
・草半減でもかなり相手に負荷がかけられたので、草が1/4減のポケモンがいない限りは積極的に選出しました。
相手のゴリラはめっちゃ嫌でしたが、味方のゴリラは本当に頼もしかったです。
4. パッチルドン@じゃくてんほけん
Bーエースバーンの珠キョダイカキュウ確定耐え、Sー準速
【剣盾シングルs11.最終2005(130位)】たいあり裏バニラシーズン2 - ぎんなん難儀
←調整の参考元(無断転載なので問題があれば消します)
ダイマ枠②
サンダーに強い+サイクルを使ってた際、このポケモンにかなり荒らされた印象があった(電気+氷の通りがいい)ため採用。弱保はダイマによる荒らしを期待。
・技は物理の電気+氷+格闘と「挑発」で採用したが、ヒードランへの処理に2ターンかかることに気づき、「挑発」の枠を「地ならし」に変更。Dを上げることでサンダーの熱風も耐えられるのではという思いもあった。
※ヒードランがキツくなければ、3ウェポン+「挑発」の方が強いと思います
・この技構成だとラグラージ相手に、ゴリランダーしか対応が効かないため「フリーズドライ」を採用。この採用により追加でカウンターやアッキのみをケアもすることが出来たのが良かった。
・氷を半減かつ他の技で落とせないポケモンがいる時はダイアイスのバリューが小さいため、選出を控えた。またエスバや水ラオスもスカーフだとそのまま落とされるパターンがあったため気をつけないといけなかった。
・受け寄り構築に対してはガン刺さりしてたのは好印象だった。
地ならしを採用してからは、一回もヒードランと当たらなかったです。
5. カイリュー@タラプのみ
S最速75族抜き(調整は有名なものを借りました)
詰め要員①
本構築のMVP。ダイマ切れたあとの相手のダイマに対応できるポケモンを探したところ、このポケモンに辿り着いた。
・持ち物はタラプのみを採用。ステロを防げる厚底ブーツが候補として上がるが、それ以上に特殊系統を全て受け切り、切り返しができるタラプのみが魅力的に感じ、持たせた。
・技はサンダーの処理を早めるために「逆鱗」を採用
・サンダーにダイマックスを切られることが今環境も多かったため、そこに刺さった印象が強かった。また、構築的にカイリューが初手ダイマするような並びに見えたのも嚙み合った要因の一つだったかもしれません。
・HDであればポリゴン2さえも起点にできるのが本当に頼もしかった(氷は非考慮)
この環境で一番強いポケモンだったと思います。このポケモンなしではここまで来れませんでした。
6. ミミッキュ@のろいのおふだ
ASぶっぱ、最速
詰め要員②
・珠はエスバが持っているため、お札を採用。
・相手のミミッキュに対して強く出れるように最速で使用した。また、サンダーに対する処理速度も意識して火力UPアイテムを持たせた。
・アイテムがゴースト技強化なので、ポリゴン2等に少し弱いと感じるところはあった。高耐久ポケモンや相手の積みに強く出れるように呪い型もありだったかもしれません。
なんだかんだで構築にいつもいる憎めない奴です。
【選出パターン】
①パッチorエスバ
+
火力が高い氷打点がいない場合はカイリュー@1、いる場合はアシレーヌ@1
この構築の基本選出。初手は襷カウンター・電磁波等を考慮し、アシレーヌを選出する際はアシレーヌから出すことが多かった。
またパッチを選出する場合は霰が降り、アシレの襷とカイリューのマルスケが潰れるのでパッチ+アシレカイリューの選出はしませんでした。割と反省点です。
相手が特殊な構築だった場合 (バトンや初手ダイマ→瞑想系で詰ませる) に選出。ゴリランダーをいかに通すかが鍵でした。
【重いポケモン】
・HC破壊光線ポリゴン2
太刀打ちできるのがHPが満タンのエースバーンくらいなので大体負けてました。
・コスモパワーピクシー
積まれたらゴリラでも対処出来ないので、滅びしかない。けど、大体アシレーヌが落とされていることが多いので急所待ちしかないです。
【まとめ】
私事で来期から控えなければならないので、今期結果を残せて大満足でした。今期全然勝てなくてどうしようと思っていましたが、終盤に作ったこの構築が上手く噛み合ってよかったです。
構築の相談等をしてくれた友人のたま君 (@tama_pokemon22) には本当に感謝しています。この場を借りてお礼させていただきます。
また、今期対戦してくださった方々にも感謝の意を表し、まとめとさせていただきます。最後までありがとうございました!
【結果画像】